チャートパターン「フラッグ」を極める

意外と簡単?上昇フラッグと下降フラッグを極めよう

FX侍です、こんにちは。

あなたはチャートパターンをどれぐらい知っていますか?

有名どころだと…ダブルとかトリプルボトムorトップ、へッドアンドショルダーとか。
他にもアセンディングトライアングル、ウェッジ、トライアングル…など色々ありますよねw

チャートパターンだけを覚えても勝ちには直結しませんが、今回は個人的に好きなチャートパターンの「上昇フラッグ・下降フラッグ」を紹介します。

そんなに難しくないので、コツが分かれば意外と見つかりますよ( ・∇・)

 

上昇フラッグ・下降フラッグとは

フラッグ=旗のこと。

チャート形状が旗に似ているからフラッグって訳です。

イメージはこんな感じ。

旗を持つイラスト

ではこれをチャートから探してみましょう。

 

 

と言われても難しいと思うので、解説イラストをご用意しましたw

下記が上昇フラッグのイメージです。
(下降フラッグは逆で考えてください)
上昇フラッグのイラスト

トレンド継続のチャートパターンに分類され、上昇してきた流れの調整でチャネルラインの中でジグザグしながら下がり、チャネルブレイクから再び上昇トレンドに戻るというパターンです。

旗のポール部分の長さをAとして、ブレイクからAの値幅が狙えるというのが通説ですね。

ブレイクした波の起点からAの値幅という解説もあるのでその辺りは柔軟に考えた方がいいでしょう。
波の起点からAまで伸びたら半分利確、残りをブレイクからAの値幅まで伸ばすみたいな。

ただ本来はサポレジを意識して利確は決めるべきですけどね。

 

どの時間足でもOKですが、個人的には短期足で使うなら15分足以上で意識しています。

注意すべきはバランスです。

ポールの長さに対して旗(チャネル幅)が広過ぎるとか、ポールの長さは問題ないけど旗の角度が右肩下がり過ぎるとか、旗がポールの根元まで下がっているとか、バランスが悪いフラッグは微妙です。

「これはフラッグだ!」と無理やり当てはめちゃダメよってことですw

自分以外にもフラッグだと認識できる人がいなければチャートパターンは機能しませんから。

フラッグは毎日見かけるほど出現頻度は高くありませんが、意外と出会うケースは少なくありません。

感覚的な話ですけどねw

でも覚えておいて損はありませんよ。

 

というわけで実践と参りましょう( ・∇・)

上昇フラッグ・下降フラッグをトレードに活用する

下記は少し前のポンド円15分足。

どこにフラッグがあるか分かりますか?

▼ポンド円15分足(クリックで拡大します)
ポンド円15分足

上昇か下降かはあえて書きません。

まずは自分なりに探してみましょう。

 

 

見つけました?

 

 

では正解発表。

実はここに上昇フラッグがありました。

▼ポンド円15分足の上昇フラッグ(クリックで拡大します)
ポンド円15分足の上昇フラッグ

日時で言うと2024年9月19日です。

上昇後にチャネルラインが引ける一定幅での調整を発見→上昇フラッグ出現を疑う

この流れを覚えればフラッグは見つけやすくなります。

縦幅の比率が人それぞれ違うと思うので、自分の環境でどのように見えるのか実際にチャートで確認した方がいいですね。

 

少し拡大して見てみましょう。

▼ポンド円15分足の上昇フラッグ(クリックで拡大します)
ポンド円15分足の上昇フラッグ

形状的には綺麗な上昇フラッグになっていますが、チャネルのブレイク地点から利確目安をポールの長さと考えていれば微妙に届いていません。

こういうケースもあるので、先ほどもお伝えしたように柔軟に考える必要があるんですね。

サポレジを加味した上で、まずはブレイクの波の起点からポールの長さを利確目安にして、さらに伸びたらブレイク地点からポールの長さまで引っ張るとか。

ただ本当の天井や底で利確するのはほぼ不可能なので、ある程度でOKと割り切るのが一番ですがw

 

 

では次の事例を。

2024年9月16日のポンド円です。

▼ポンド円15分足の上昇フラッグ(クリックで拡大します)
ポンド円15分足の上昇フラッグ2

3日前の安値付近から力強く反発していく中で登場した上昇フラッグです。

こちらはブレイク地点からポールの長さ分しっかり上昇してますね。

結果的に上昇フラッグの定説通りの動きとなっていますが、やはり裁量目線は入れておいた方がいいでしょう。

 

と言うわけで、サポレジを加味した見方を解説します。

▼ポンド円15分足の上昇フラッグ(クリックで拡大します)
ポンド円15分足の上昇フラッグ2

185円と185.5円、そして黄色で囲んだ部分がレジスタンス候補となります。

チャネル抜けで上手くエントリーできれば、白丸部分をサクッと抜くのが早いですね。
(ただブレイクした足の速さが分からないので入れない可能性もありますが)

エントリーが遅れた、または慎重に判断するのであれば青丸部分を狙う形になるでしょう。

上昇フラッグだからといって定説通りのトレードをする必要はなく、チャートの都合も加味して自分都合で取れる場所を取るのが裁量トレードに必要な考え方です。

 

 

では最後の事例。

2024年9月9日〜10日のポンド円です。

▼ポンド円15分足の上昇フラッグと下降フラッグ(クリックで拡大します)
ポンド円15分足の上昇フラッグと下降フラッグ

左側の上昇フラッグは形はそこそこ綺麗ですが、前日の力強い下落に押されましたね。
(とはいえチャネルブレイクから50pipsほどは伸びてますが)

ちなみにブレイク後にチャネルまで下がって押し目を作ったのを確認してから入るという保守的なフラッグのエントリーもあります。

 

右側の下降フラッグは形だけを見ると、長めの調整を挟んだので下落も強くなってますね。

一旦チャネルの上に騙しで抜けているのも欧州時間らしい動きですw

ただ黄色のようなサポート候補を加味してエントリーと利確を考えた方がいいでしょう。

下降フラッグだー!と形状だけで判断すると、黄色のサポートで反発しちゃう可能性もありますからね。

 

まとめ

今回はポンド円を事例にフラッグを解説しましたが、通貨ペアを増やせば当然それだけフラッグに遭遇する確率は高くなります。

なんか難しそうだなぁ…と思うかもしれませんが、意外とフラッグは簡単ですよ。

先ほどもお伝えしたコレです。

上昇・下降後にチャネルラインが引ける一定幅での調整を発見→フラッグ出現を疑う

要は、直前のトレンドの調整が『斜めのレンジ』になっただけです。

積極的に攻めるならブレイクを。
保守的に入るならブレイク後にチャネルでの戻りを待ちましょう。

時間足は特に問わないので、普段のトレードにフラッグを見る視点を取り入れてみてください( ・∇・)

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