トレンドとレンジを1本の移動平均線で見極める方法

トレンドとレンジを1本の移動平均線で見極める方法

FX侍です、こんにちは。

トレーダーの悩みランキング堂々の1位が「トレンドとレンジの見極め」です(FX侍調べw)

相場の状況判断ができなければ、レンジにトレンドフォローで立ち向かう・トレンドに逆張りで立ち向かうというトンチンカンなトレードになってしまいます。

どんなに優れたトレード手法でも、使い所を間違えれば意味がありません。

トレンドとレンジの見極めは基本中の基本ですが、ここを理解しないと勝てるトレーダーになるのは不可能と言えるほど大事なポイントです。

 

当ブログで様々記事を書いてきましたが、トレンドとレンジの判断に関する記事はよく読まれています。

色んな方法がありますが、当記事と併せて下記も確認してみるといいですよ。

トレンドとレンジを1本の移動平均線で見極める方法

こちらのチャートをご覧ください。

何か気付く事はありませんか?

▼ユーロドル15分足(クリックで拡大します)
ユーロドル15分足
※MACDはチャートの縦幅調整で入れただけなので、別に気にしなくてOKです。

 

もう1つ別のチャートを見てみましょうか。

▼フラン円15分足(クリックで拡大します)
フラン円15分足

2つのチャートから何を感じましたか?

 

答えを見るのは簡単ですが、自分の頭で考えた方が知識として圧倒的に定着しやすいです。
楽しても誰にも怒られませんが、本当にスキルアップしたいなら頭を使って考えましょう。

 

 

ちなみに黄色のMAはEMA135、上下のラインはレベル±500を描画しています。

 

 

では、FX侍流の見方をお伝えします。

▼EMA135を使うレンジの判断(クリックで拡大します)
EMA135で考えるレンジ

・EMA135付近ではレンジを疑う
・EMA135から離れる時はトレンドを疑う

これが基本的な見方です。

しかし重要なのは、ある程度ローソク足の経過を見ないとトレンドかレンジか判断できないので、最初から決めつけずに「疑うスタンス」でチャートを見ることです。

 

次にレベルの見方を。

主にレベルは強いトレンドの見極めに使います。

▼ユーロドルの判断事例(クリックで拡大します)
ユーロドルでのトレンドとレンジ判断事例

チャートの左側から…
EMA135に絡むレンジ→ブレイクしてレベルに沿った強いトレンド発生→トレンド終盤のレンジからの反発…という具合ですね。

上下のレベルで価格が止められている場所もありますが、レベルだけを鵜呑みにしちゃダメですよ。

今回はEMA135に±500ポイント(=EMA135から上下に50pips)にレベル表示していますが、通貨ペアや時間足、その時のボラに合わせた調整は必要です。

 

で、EMAから価格がある程度離れると「乖離を埋める作用」が働きます。

・価格が停滞しEMAが追いついてくる
・価格が反発してEMAに近づく

こうした動きで再び価格とEMAが接近しレンジを作り、再度トレンドとして動き出します。

 

 

では先程例に上げたフラン円を見てみましょうか。

▼フラン円の判断事例(クリックで拡大します)
フラン円でのトレンドとレンジ判断事例

・EMA135付近ではレンジを疑う
・EMA135から離れる時はトレンドを疑う
・強いトレンドはレベルに沿って動く
・EMAからある程度離れると乖離が埋まる

こうしたポイントが当てはまってますよね。

このように価格とEMAの位置関係を考えることで、トレンドかレンジか見極める事はできます。

 

まとめ

レンジ→トレンド→レンジ→トレンド…

その時々で期間の長さや強さが違うだけで、これが値動きの基本的原則です。

勝てない人ほど難しく考える癖がありますが、まずはシンプルに基本の概念を理解しましょう。
そうしないと実際の動いているチャートで応用した判断ができませんので。

下記でも解説していますが「具体と抽象」を使い分けられないとトレードに活用できません。

↑この記事は物事を習得するのに欠かせない考え方を書いてるので、読んで損はありませんよ。

 

今回のEMAを使うトレンドとレンジの見極め方法でも「この場合はどうなんだろう…?」と迷う場面もあるかと思います。

そんな迷った時にやるべき事はただ1つ。

判断に困るなら他の分かりやすい通貨ペアを探せばいいんですw

自分が戦いやすい場所だけでトレードすればいいんです。

それが勝ってるトレーダーのやってること。

要するに、トレンドとレンジを見極めることが勝ちやすい場所を見極めることにも繋がるってことです。

冒頭に載せたトレンドとレンジの関連記事も参考にしてください。

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