年足でチェックする2022年のドル円の展望

2022年のドル円の展望を年足チャートから分析

FX侍です、こんにちは。

今回は年始めということでドル円の年足チャートを使って分析をしてみましょう。
※記事の最後に想定レンジ幅も掲載してます

さて今年2022年のドル円相場はどうなるでしょうか?

▼ドル円の年足チャート(クリックで拡大します)
ドル円の年足チャート

1996年から2022年1月5日時点までの年足を掲載しています。
(右端の短い陽線が2022年となってます)

1月3日から相場が始まってまだ3日目ですが、ドル円は年初から最大120pipsほど上昇しています。

3年前の年足の実体とほぼ同じサイズですねw

ここ最近のドル円は一昔前に比べると結構ボラがありますね。
(トレードしやすいかは別にして)

ではドル円の年足とファンダメンタル的側面も加味して、2022年のドル円相場を分析してみましょう。

2021年の振り返りと2022年のドル円相場の展望

年足を見ると5年連続で陰線だった流れを打ち切る、去年2021年の大きな陽線が目に付きますね。

▼年足で見るドル円のサポレジゾーン(クリックで拡大します)
ドル円の年足で見るサポレジゾーン

テクニカル的に言うと、誰が見ても節目として意識される100円付近で反発した形。

ちなみに…チャート中央の最安値(約75.5円)と最安値から上昇して付けた高値(約126円)のほぼ半値戻しも100円付近になってます。

テクニカル的に意識されやすい価格帯で反発した以外に、ファンダメンタル的な要因も見てみましょうか。

 

下記はMatafの通貨インデックス比較です。

▼Matafで見る2021年の通貨インデックス比較
Matafで見る2021年の通貨インデックス比較

こうして見ると相対的に円が売られている様子が分かります。

2021年のドル円上昇には、ドルが強かったという側面だけでなく円が弱かったという背景もあります。

 

下記は「日米の10年債利回りの差」と「ドル円レート」を並べたチャートです。

▼2021年の日米の長期金利差とドル円レートの比較
2021年の日米の長期金利差とドル円レートの比較

アメリカの利回りの方が高いければ、ローソク足で示した金利差が上昇します。
(日本の利回り<アメリカの利回り)

為替は二国間の通貨の綱引きでレートが動きますが、その根源は『金利』です。

短期的にはその時々の材料で動きますが、長期的に見ると金利差に収束していくのが為替レートです。

つまり上記チャートの日米金利差を見れば、去年のドル円が力強く上昇したのも至極当然と言えます。

 

ここでちょっと補足…(・∀・)< ワンポイント

金利と聞くとFOMCで発表される政策金利を思い浮かべる方もいるでしょうが、債券利回りと政策金利は同じようなものとして捉えて下さい。

厳密に言うと2年債利回りが政策金利と連動し、10年債利回りは将来の景況感を映し出すものですが、今回はイメージだけ掴んでもらえばOKです。

補足終わり(・∀・)< フィニッシュ!

 

ここまでを踏まえて、2022年のドル円の展望を考えましょう。

2022年のドル円の展望

現在アメリカではコロナ対策でこれまで続けてきた金融緩和を終わらせ、金融正常化に舵を切りました。

いわゆるテーパリングってやつですね。

そしてインフレが加熱していることもあり、2022年に3回の利上げを市場は織り込んでいます。

アメリカだけではなく世界中の多くの国で金融正常化の流れが加速していますが、日本はどうでしょうか?

給料は上がらないのに物価だけは色々と値上がりをして、とてもじゃないけど利上げなんてできる景気じゃありませんよね。(税金は簡単に上げるくせにねw)

つまり状況的には日米の金利差は開いていく一方。

金融緩和の出口戦略を取れない日本は円が売られやすくなる状況なので、ドルの状況にもよりますがドル円としては上昇圧力が強くなります。

じゃあ逆に下落要因を考えてみると…

積極的に円を買う理由がないので円高トレンドが続くことは期待しにくく、特段の理由がなければ去年の陽線を包み込むほどの陰線が2022年に出る可能性は低いでしょう。

つまりファンダ的要因から考えると、ドル円は下落よりも上昇する要因の方が強いと言えます。

 

しかし永遠と上昇し続けるなんてことはありません。

もう一度、年足チャートを見てみましょう。

▼年足で見るドル円のサポレジゾーン(クリックで拡大します)
ドル円の年足で見るサポレジゾーン

テクニカル的には120円のレジスタンスが大きな抵抗となってます。

120円を抜けることはあっても、定着するのは難しいでしょうね。

ドル円が一方的に傾き過ぎるとアメリカからいちゃもん 牽制が入るんです。

その辺りの話は下記を参考にどうぞ。

今はアメリカの許容ラインが上振れている様子ですが、こうした政治的理由でドル円があまりにも円安に傾く(上昇する)のは考えにくいです。

まとめ

2022年のドル円相場は、基本的に110~120円、広くて105~125円といったレンジで、メインシナリオとしてはゆっくりと120円方向に行く展開でしょうか。
引用:これはただの円安ではない? 2022年は運命の分かれ道!「日本にお金が戻る経路が見当たらない」(志摩力男の展望)

上記は世界的なトレーダー志摩力男氏の見立てです。

FX侍もこんな感じで2022年のドル円を想定しています。

既述したように金利面での動向はある程度想定はできますが、「コロナの動向」はその時々の状況によって都合よく大口の材料として使われるので、不確定要素として警戒しておくべきですね。

 

ちなみに先ほど掲載した志摩力男氏のコラムは必読ですよ。

今回の記事では長くなるので触れられなかった側面からもドル円を分析しているので、ドル円をトレードする方は絶対に読んでおきましょう。

再度リンクを掲載しておきます。

→これはただの円安ではない? 2022年は運命の分かれ道!「日本にお金が戻る経路が見当たらない」(志摩力男の展望)

 

下記の年足分析も参考にどうぞ。


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コメント

  • コメント (3)

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    • POKER
    • 2022年 1月 06日

    こんにちは。
    いつもブログを楽しみに拝見させていただいております。
    1点だけご教示いただけますと幸いです。
    年足チャートはどうやってだしておられるのでしょうか。

      • FX侍
      • 2022年 1月 07日

      POKER様
      コメントありがとうございます。

      年足を表示するには、年足を見たいという強い「念」が必要となります。

       

       

      というのは冗談w

      とあるインジケーターを使うんですが、改めて記事でその方法を解説しますね。

    • POKER
    • 2022年 1月 16日

    こんにちは。
    ご返信ありがとうございます。
    ご連絡するのが遅くなり大変申し訳ございません。
    失礼いたしました。
    新トピックスで記事をご発信いただき有難うございます。
    FX侍様の記事はいずれもトレーダーにとって為になるものですので、いつも楽しみに拝見させていただいております。
    今後とも何卒、よろしくお願いいたします。

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