トレンドラインとEMAを使ったシンプルトレード手法

トレンドラインとEMAを使ったシンプルトレード手法

FX侍です、こんにちは。

今回はトレンドラインとEMAを使ったシンプルトレード手法を紹介します。

海外のサイトで紹介されていた手法をFX侍流にちょっとアレンジしたものです。

裁量色がちょっとだけ強い手法ですが、時間足・通貨ペアを問わないので結構使いやすいかと。

チャートはこんな感じ。

トレンドラインとEMAを使ったシンプルトレード手法のチャート

ひっじょーにシンプルですね。
だからこそ裁量向きと言えるんですが。

ちなみに後述しますが、MACDは必須じゃありませんw

好きなオシレーターを入れればOKです。

じゃ、早速手法の中身を解説します。

トレンドラインとEMAを使ったシンプルトレード手法の詳細

言葉で説明するよりチャートを見た方が分かりやすいので、下記を見て下さい。

▼トレンドラインとEMAを使ったシンプル手法の概要(クリックで拡大します)
トレンドラインとEMAを使ったシンプルトレード手法の概要

上記チャートの白い矢印部分を狙うイメージです。

・EMAは上昇下降の目線を決めるフィルター役
・任意に引くトレンドラインを抜けた場所を狙う

トレンド中の高値安値ブレイクを狙うのに、トレンドラインを使うだけなのでやることはシンプルですね。

「方向性の見極め」と「トレンドラインの引き方」が手法の肝となりますが、順に解説していくので特に心配はいりません。

ちなみに利確は、直近高値安値が1つの簡単な目安となります。
ただしサポレジを意識して伸ばしても全然OKですし、EMAの中に潜ってきたら利確ってのもアリですね。

損切りは、明確化したいのであれば前回(又は前々回)の高値安値が分かりやすいでしょう。
ただしサポレジに守られる場所に損切りを隠すってのが鉄則なのは覚えておくといいですね。

 

下記はオージー円15分足での売り事例。

▼オージー円15分足(クリックで拡大します)
トレンドラインとEMAを使ったシンプル手法の売り事例

一般的にイメージするトレンドラインとは異なり、小さな値動きの波に対してラインを引くのが特徴です。

上記の場合はローソク足のヒゲ(安値)を基準にラインを引いてますが、ぶっちゃけトレンドラインの引き方に厳密なルールはありません。

安値ではなく終値を基準にトレンドラインを引くのもアリです。
その場合はローソク足ではなく「ラインチャート」にすると分かりやすいです。

 

下記は先ほどと同じオージー円ですが、ローソク足ではなくラインチャートを表示させています。

▼ローソク足とラインチャートのトレンドライン比較(クリックで拡大します)
ローソク足とラインチャートのトレンドライン比較

紫ラインがローソク足の安値で引いた場合のトレンドラインです。
終値ベースで描画されるラインチャートとは違うのが分かりますね。

ここで迷う人が出てくるんですが、ぶっちゃけ正解はないのでドッチでもOKです。

ローソク足だと裁量色が強くなるので、難しいと感じる人はラインチャートを使うといいです。

 

ただしローソク足でトレンドラインを引く場合には、チャートの縮尺を小さくしましょう。

▼ローソク足でトレンドラインを引く際の注意点(クリックで拡大します)
ローソク足でトレンドラインを引く際の注意点

縮尺を大きくすると「この飛び出たヒゲはどうしようか…?」など、細かい場所が気になるのでザックリ引く感覚でいいでしょう。

トレンドラインは今回の手法の肝なので、チャートに何度も落書きして慣れるしかありません。

 

事例紹介

面倒なので 2つほど事例を紹介します。

▼ユーロドル30分足の事例(クリックで拡大します)
ユーロドル30分足の事例

トレンドラインも重要ですが、フィルター機能であるEMAの見方も重要です。

EMAが絡み合う場所は値動きが停滞する可能性が高いので、見送るのが賢明です。
逆にEMAの隙間があればトレンドが強いと判断できるので、積極的に狙っていく場所となります。

上記は先程のMACDとは違い、RCIを入れています。

何を知りたいのか?によってオシレーターは自分で好きなものを入れればOKです。

トレンド終焉の予兆を知りたいのであれば、MACDを入れてダイバージェンスを見る。
過熱感を知りたいならRSIを、トレンド判断に根拠を持たせたいならRSIのヒドゥンダイバージェンスを見るなど、正解は無いのでココは目的に合わせた選択をすればOKです。

参考になりそうなリンクを掲載しておきます。(すべて新規タブで開きます)
・2分で分かるダイバージェンスの見方と注意点
・最強のヒドゥンダイバージェンスとは?を2分で解説
・トレンドの強さを計るインジケーターの見方と設定
・トレンドの強さを簡単に判断できる移動平均線の使い方

 

▼ポンドオージー30分足の事例(クリックで拡大します)
ポンドオージー30分足の事例

一方的なトレンドがだらだらと続きやすい通貨ペアの場合は、何度も繰り返しチャンスが来ます。

手法の中身につい目が行きがちですが、重要なのは手法が通用する通貨ペアを選ぶってことを忘れないようにして下さい。

ちなみに上記2つの事例は、終値を基準にトレンドラインを引いてます。

 

アレンジ手法

何となく勘付いている人もいるかもしれませんが、実は今回の手法は簡単にアレンジができます。

トレンドラインはエントリートリガーとなる部分なので変えない方がいいですが、フィルター機能であるEMAは目的を果たせれば代用可能です。

EMA7本が今回の手法ですが、同じように複数のMAを使うと言ったら…アレですよねw

という訳で、GMMAと比較するとこんな感じになります。

▼EMA7本+ラインチャートのパターン
EMA7本+ラインチャートのパターン

▼GMMA+ラインチャートのパターン
GMMA+ラインチャートのパターン

このようにフィルター機能を変えると、トレードチャンスが変わるケースもあります。

ただし「GMMAの方が優秀だぜ!」という事ではありませんので誤解なきよう。

自分が使いやすいようにアレンジできますよってことを言いたいだけなので。

GMMAについては下記を参考にどうぞ。

まとめ

今回のトレンドラインとEMAを使ったシンプルトレード手法は、人によっては裁量が強いと感じるかもしれません。

しかし裏を返せば、それだけアレンジが効きやすい手法となります。

先述のようにフィルター機能は目的を果たせれば何でもOKなので、エントリートリガーを自分の手法に加えることもできるって事です。

時間足を問わないので、手法の引き出しを増やす意味でも結構オススメな手法です。

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