強い抵抗(サポレジ)を抜くときの値動き

強い抵抗(サポレジ)を抜く時の値動きの特徴

FX侍です、こんにちは。

今回は強い抵抗をブレイクする時の値動きの特徴を解説します。

少し前のユーロドルのパリティの攻防といった大きな節目だけではなく、小さな節目でも応用できる考え方なので覚えておくといいですよ。

強いサポートは手前に緩衝地帯がある

大口が守りたいサポート(又はレジスタンス)の手前には、前線で反対勢力と戦う緩衝地帯が設定されます。

下記はパリティの攻防時のユーロドル15分足です。

▼ユーロドルのパリティと緩衝地帯(クリックで拡大します)
ユーロドルのパリティラインと緩衝地帯

本命の1.0000の手前が緩衝帯になります。

この緩衝地帯は、下落してくる価格を押し上げる役割があります。

イメージにするとこんな感じ。
たくさんの風船を敷き詰めて、侵入してきた価格をボヨ〜ンと跳ね退けます。

緩衝地帯のイメージ

風船が多いほどサポレジの反発力が強くなります。

 

しかし…

価格が緩衝地帯に入り込むと風船は割れてしまうんです。

緩衝地帯のイメージ

何度も風船を割られてしまうと次第に反発力が弱くなって、サポレジがブレイクされてしまいます。

意識されているサポレジは1回のアタックで抜けることは稀で、何度も緩衝地帯に入り込んで反発力を弱めてドーンと抜いていくのが特徴です。

意識されるサポートの下(レジスタンスの場合は上)には多くの損切り注文が眠っているので、損切りを巻き込んで一時的に価格が伸びるケースが多いです。

 

こうした値動きの特徴を理解した上で、もう一度ユーロドルのパリティの攻防を見てみましょう。

▼ユーロドルのパリティ攻防の決着(クリックで拡大します)
ユーロドルのパリティの攻防の決着

何度も緩衝地帯に入り込んで風船を割り、徐々に反発力を弱めて最終的にドーンですね。

パリティを割り込んでズドンと下落はしていますが、そこまでロスカットは溜まっていなかったようで目を見張るほどの急落はありませんでしたね。

ただし強いサポレジを抜いたとしても、そのままトレンドが継続するかは別問題です。

安易に飛び乗ると安値(高値)で掴まされるリスクがあります。
エントリーするのであれば、チャート形状を見て判断する冷静さが必要です。

上記ユーロドルの場合は、ショートカバーも入ってパリティを割り込んでから強く戻していますね。

追っかけショートして逃げ遅れたらガッツリ焼かれてるパターンですw

 

強い抵抗はパリティだけではない

今回例に挙げたのはユーロドルのパリティですが、それ以外にも強い抵抗は様々あります。

・意識されているラウンドナンバー
・バリア観測されているオプション、又は金額が大きいオプション
・チャート上で何度も跳ね返されている価格帯など

こうした強い抵抗の手前には緩衝地帯が設置され、買いと売りの攻防が何度も起こります。

そうした場所を見つけたときには、下記のようなスキャルピングで細かく抜くのもお勧めです。

 

最後に…

これまでの経験で言えば、強い抵抗はブレイクされるケースが多いです。

その理由は分かりますよ…ね?

 

 

 

真顔のイラスト

 

 

あ、分かんないって顔ですねw

 

強い抵抗がブレイクされる理由は、そこにロスカットが溜まっているからです。

基本的に相場はロスカットが溜まっている場所を狙いますからね。

 

と言うわけで、(悪い意味での)大衆と同じ場所に損切りを置くのは止めてください。
ロスカットは狙われるのではなく、逆に利用するものという意識を持ちましょう。

意識されている抵抗+溜まっているロスカット注文

これをセットで考えてチャートを見ていると、意外とチャンスが眠っているのが分かるはずですよ。

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