FX侍です、こんにちは。
今回はMT4純正インジケーターだけを使う15分足トレード手法を紹介します。
チャートはこんな感じ。
EMA・パラボリックSAR・Williams%Range(WPR)という具合にMT4純正インジだけですね。
ちなみにWPRはデフォルトの14から16に変更してます。
※パラボリックはデフォルト設定です
・NY時間の15分足推奨
・ユーロドル、ポンドドル、ドル円、ドルスイス、ユーロ円
(トレンドの状況次第でオージードル、オージー円、ポンド円、ドルキャド、ユロポンも)
条件的にはこんな感じです。
実は前に似たようなトレード手法を解説していますが、そのバージョンアップ的な位置づけになります。
シンプルなルールですが、裁量目線を加えることで武器になる手法です。
MT4純正インジだけを使う15分足トレード手法の詳細
下記は売りのルールです。(買いの場合は逆に考えてください)
・WPRが-50以下
・パラボリックが反転して価格の上にある
・EMA10がEMA20の下にあり2本とも下向き
損切り、利確のルールはありません。
え~何でもいいから目安を教えてよ~(´;ω;`)
という方は、下記を参考にどうぞ。
本来はチャート形状から合理的なTP・SLを考えるのが理想ですが、色々と考え方はあります。
勝率と裁量判断
今回の手法は裁量余地が大きいので、人によって勝率が変わります。
ま、裁量トレードだから当たり前ですけどねw
例えば下記のようにルール的には売りでも、サポレジを加味すると売り辛いという場面は多々あります。
ルール通りでも結果的は勝っていますが、エントリーできる合理的な理由が説明できないトレードを繰り返しているうちはスキル向上は望めません。
上記の場合、EMA20(≒ボリバンのミドルライン)で跳ね返された後や赤いサポートゾーンを抜けた後が、裁量目線で売りを考えるポイントです。
もう1つ例を出しましょう。
下記の場合はパラボリックとWPRの売り条件が整った後に、EMAが売りの形になるのを待っている状況です。
しかし2本のEMAの位置関係がルール通りになるのを待っているだけではなく、チャート形状の意味を読み解かなければいけません。
上記の場合では赤ゾーンのレジスタンスを抜けられない状況でしたが、売りで入るためには目先のサポートまである程度の値幅が必要となります。
そこでサポート候補となる大きめの陽線(黄色破線)を下抜けた所で売ります。
(ちょうどEMAがデッドクロスする寸前ですね)
大きな陽線・陰線がサポレジになるという話は下記を参考にどうぞ。
上記チャートのタイミングで売れば次のサポート候補まで28pipsの距離があるので、直近安値で反発する場合でも余裕を持って利確できます。
このように裁量目線を加えることで、トレードルールを上手く活用しながら確度の高いトレードができます。
推奨通貨ペアでのエントリーチャンス
推奨通貨ペアでの直近のエントリーチャンスを載せておきます。
(※トレードルールを満たした場所に縦線を引きました)
どの通貨ペアも1日1回はチャンスが来ていますが、常々言っているように盲目的にルールに従ってトレードする訳じゃありません。
サポレジを加味するだけでも、トレードルールよりエントリーが早くなったり遅くなったりするケースは普通にありますし、見送る場面も当然出てきます。
ただ言い換えれば、トレンド判断やサポレジ判断がある程度できる人にとっては、エントリー根拠として今回の手法は活用できますね。
まとめ
今回の手法は特に裁量余地が大きいので、初心者の人には少し難しいかもしれません。
しかし先程も言ったように、サポレジを加味してルールを盲信しない点を心掛ければ、この手法は意外と応用が効きます。
EMA20はボリバンのミドルラインとほぼ同じなので、EMA20で一旦の戻しを待ってから押し目買い・戻り売りという使い方もできます。
そして2本のEMAの向き(角度)や間隔は流れを教えてくれます。
たかが移動平均線と思う人も多いでしょうが、じっくり見ると意外と教えてくれる情報は多いんですよ。
今回のようなシンプルな手法は応用を効かせやすいのがポイントです。
MT4にインジを表示させて検証してみると、自分なりの活用方法が見つかるはずですよ。
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