FX侍です、こんばんは。
今回はボリンジャーバンドの逆張りと順張りの有利な方を見極める方法を解説します。
安易な値ごろ感でボリバンの逆張りをしていると、強烈な動きに巻き込まれると大事故となります。
逆に言えば、逆張りが危険な場面では順張りが優勢なので、流れに乗れれば楽ですよね。
・絶対にボリバンの逆張りをしてはダメな場面
・ボリバンの流れに乗っていくべき場面
この2つの見極め方を解説するので、ぜひ覚えて帰って下さい。
初級編:ボリバンのエクスパンションに注目
逆張り思考の強い人は、下記のようなチャートで売りを考えがちです。
話を分かりやすくするため、黄色いゾーンがサポートになると期待して逆張りロングしたとしましょう。
しかしサポート候補として期待していた前回安値は破られちゃいました。
運良く建値付近で逃げれればまだ良いんですが、「プラスで決済したい!」と欲を出すと2度目の下落で損切りするのが落ちです。
黄色いゾーンでロールリバーサルしているので、安値を更新する可能性が頭をよぎりますからね。
でもこの場面って、チョー簡単に逆張りNGって分かるんですよ。
ほら。
ボリンジャーバンドがエクスパンションしている最中の逆張りは絶対にしてはダメです。
上記はエクスパンション部分が強調表示される「BB-expansion」というインジケーターを使用しています。
下記で解説してるので参考にどうぞ。
もう1つ、ボリンジャーバンドの逆張り禁止の場面を解説します。
この見方を知っておけば、逆張りと順張りの有利な方が見極められます。
上級編:2つのボリバンで勢いを計る
短期と長期の2つのボリンジャーバンドを比較することで、値動きの勢いを計ることができます。
・期間21、偏差2.0
・期間10、偏差1.9
この2つの設定のボリバンを入れましょう。
▼短期と長期のボリンジャーバンドを表示したチャート(クリックで拡大します)
※上記は長期設定をBands、短期設定をBB-expansionで表示しています
短期ボリバンが長期を超える場合には、勢いが強いと判断できるので逆張りは絶対NGです。
(逆に長期の中に短期がある場合は逆張りが機能しやすいです)
▼短期と長期のボリバンの位置関係に注目(クリックで拡大します)
短期が長期を超える=勢いが強いので逆張り禁止=順張り推奨
このような図式が成り立つので、短期が長期を超えた際には順張りで乗っていくのがお勧めです。
上記はボリンジャーバンドとRSIを使う順張りトレードです。
手法の詳細は下記で解説してるので参考にどうぞ。
まとめ
ボリンジャーバンドは逆張りで使う人が多いですが、本来は順張りで使うものです。
状況によって確かに逆張りで機能するのは事実ですが、「逆張りと順張りのどちらに優位性があるのか?」を見極めて、状況に応じた選択をするのが大切です。
ボリンジャーバンドは非常に奥が深いインジケーターの1つです。
ボリバンだけを表示して億を稼ぐトレーダーもいますからね。
また意外と知らない人も多いですが、サポレジゾーンを見つけるという使い方もできます。
詳細は下記で解説してるので参考にどうぞ。
この記事へのコメントはありません。