FX侍です、こんばんわ。
今回は反転を示唆するプライスアクションの「ピアスパターン」を紹介します。
本日17時30分発表のイギリスPMI。
この結果が悪くてポンドが急落した際、ポンド円にピアスのチャンスが出ました。
結果的にピアスパターンは不成立でしたが、プライスアクションの1つとして覚えておくと役立ちますよ。
反転を示唆するローソク足「ピアスパターン」とは?
ピアスパターンはローソク足2本で形成されるプライスアクションです。
下がってきた流れが加速して窓を開けてローソク足が始まる
↓
反発上昇して前の陰線の半分以上の位置で陽線が確定する
言葉にすると長いですが、イラストだと簡単ですw
これがピアスパターンです。
先ほどのポンド円で窓を開けたので「ピアスになるかな〜?」と思いましたがダメでしたね。
窓を開けて流れが加速したけど、その勢いに負けない買い圧力が発生した際にピアスとなるので、反転を示唆するプライスアクションとなります。
似たようなプライスアクションに「包み足(エンゴルフィンバー」があります。
これですね。
ピアスパターンと同様に反転を示唆するプライスアクションとして有名です。
(上記イラストの左側は下げ、右側は上げを示唆しています)
包み足の方が出現頻度が高いので有名ですが、ピアスパターンも覚えておくとチャンスの幅が広がりますね。
下記はポンド円の日足です。
黄色の丸で囲んだ場所がピアスとなっています。
面倒なので具体例はポンド円だけとしますが 過去チャートで反発箇所を見てみるとピアスパターンになっている部分が意外と見つかりますよ。
まとめ
ピアスにはギャップ(窓)が必要となるので出現頻度は低いですが、逆に言えば出やすい条件が分かりやすいとも言えます。
・週明け(日足や週足に限る)
・経済指標や要人発言
こうした要因で急変動が起きて窓が開いたら「どこまで戻すかな〜」と見る癖をつけるといいでしょう。
あ、そうそう。
ピアスパターンの逆バージョン(下落パターン)には別名がありますが、名前を覚えばトレードで勝てるってことじゃないので、上げの反転も下げの反転もピアスって覚えちゃってOKです。
重要なのはどんな心理が反映されてローソク足が成り立っているかですので。
最後にピアスに限らずプライスアクション全般に言える注意点を。
時間足は特に問いませんがどこまで反発するのかは状況次第です。
また、プライスアクション以外の要因でエントリーしてくる人が自分以外にいるか?という視点も大切です。
サポレジ付近で出たのか、特に何もない位置で出たのか。
その時のオシレーターの状況は?など、複合的に判断することでプライスアクションの優位性は高まります。
プライスアクションはエントリートリガーとしても使えますが、それはフィルターが整った上での話である。と忘れないようにしてくださいね。
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